韓国ドラマ 賢い医師生活
医大で知り合った5人の医師が同じ病院で働く、その日常を描いたドラマ。
専門職を取り扱うドラマで「ありえない」事が多いと見る気が失せてしまう私ですが、このドラマは現場に近いような気がして、最後まで楽しませていただきました。俳優さんたちの好演はもちろん、脚本家や監督のこだわりを感じたドラマでした。
ドラマとしては大きな盛り上がりがあるわけではなく、いくつものエピソードの中で、医師と患者や家族に焦点を当ててその関わり方を丁寧に描かれているところがとても良かったです。
中でも心臓外科のキム・ジュンワンが印象的でした。
患者への説明では、たとえ簡単な手術でも、「大丈夫です」なんて言わない・・・。それどころが万に一つの思わぬ出来事が起こることまで説明するものだから、患者としては不安でしかない。
でも医師は説明の義務はあるのでしょう。
だからこそ彼の「最善を尽くします」という言葉がとても重く本当の誠意を感じました。
そんなジュンワンも、レジデントのジェハクの影響や恋人ができたことで少し変わって行くところもまた良かったです。
この5人はちょっとしたことで喧嘩するのですが、誰かに何かあればすぐかけつけたり、いつもお互いを気にかけあったり、それが友達だけど兄弟のようで、優しさや温かさだけでなく絆を強く感じます。
神経外科医のチェ・ソンファが、5人のまとめ役になっているのかなあと思いながら見ました。ソンファ役のチョン・ミドさん、存在感ありますね。ドラマでは初見ですが、ミュージカルでは有名な方だとか。他のドラマも期待してしまう女優さんでした。
5人でバンドを組んで演奏するシーンも音楽も良かったです。みなさん歌も楽器もお上手でビックリ。(実演ですよね?)
キャストもそれぞれの科の医師にぴったりすぎて(私の思い込み?)、それもこのドラマを楽しめた一因かな?
最後気になる終わり方ですが、続きがあるようで楽しみに待つことにします。